健康?運動障害教育コース

専任担当教員名

特任教授 佐藤静(臨床心理学)
准教授 寺本淳志(病弱?運動障害学)

コースの特色

 特別支援教育全般について広く学びつつ、病気の子どもおよび運動機能に障害のある子ども、それらの困難を併せもつ子ども、広い意味での「学校適応」の難しさを示す子どもへの教育的支援について深く学びます。これまでの障害種別を中心に考えられてきた特殊教育の枠組みでは、どちらかと言うと配慮されてこなかった、通常学校での病気や運動障害の困難、適応困難の教育的ニーズについても学生への教育と専門研究の対象としています。

[主な専門科目]

■特別支援教育基礎理論 肢体不自由の心理?生理?病理 病弱の心理?生理?病理 肢体不自由の 教育課程?指導論 病弱の教育課程?指導論 肢体不自由への教育支援演習 病弱への教育支援演習 軽度発達障害への教育支援A?B 重度?重複障害への教育支援 特別支援学校教育実習

教育体系

 学生数は1学年数名です。かなり小規模ですね。1年次では「健康?運動障害教育実践体験演習」、「特別支援教育概論」を通して、2年次以降の本格的な専門領域の勉強に備えることになります。
 2年次から、健康?運動障害を中心とした特別支援教育領域の授業を受講することになります。小学校ないし中学校の教諭免許状を取得するための勉強と同時に、特別支援学校の教員として通用するように専門領域を深めて勉強していくことになります。
 3年次に小学校ないし中学校で3年次教育実習に取り組みます。「肢体不自由への教育支援演習」ないし「病弱への教育支援演習」は、卒業研究に向けての準備という意味も含めて、重要な科目になります。
 4年次は、授業はかなり少なくなりますが、4年次教育実習?特別支援学校での教育実習?卒業研究?教員採用試験?公務員試験?就職活動?進学の準備など、かなり慌ただしい1年間になります。1年次から計画的に履修し続けることが大切です。

取得免許?資格

 小学校教諭1種免許状または中学校教諭1種免許状(1教科選択)に加えて、特別支援学校教諭1種免許状取得の要件を満たすことが卒業の条件です。

卒業後の進路

 教員が多いのは当然ですが、それ以外にも障害児者の福祉施設職員?児童養護施設の児童指導員?民間企業など、先輩たちが開拓した進路先は多岐にわたっています。大学院への進学も有力な選択肢の一つです。